2011/2/20  ヨモギ山

家の裏山からヨモギ山を望む 奥は越後駒ヶ岳 (2/19)
ヨモギ山は、旧北魚沼郡と旧南魚沼郡を分ける郡界尾根の途中にある。

登攀ルートとして郡界尾根の末端にあり、標高は989.5mでわずかに1000mにとどかない。

登山道が無いので、1月から4月までの積雪期から残雪期が薮に邪魔されずに登れる快適期となる。

好天に誘われ、地元の利で、出発は昼少し前の11時40分。

家の玄関から長靴にスノーシューを履き、手にはストックという軽装で出る。


高石不動尊を右に見送って、坂を上がれば武蔵大学のロッジに着く。
以前来た時は、やはり2月で、冬山フル装備でロッジ裏の急斜面から登ったのだが、急登を登り終えた先にちょっと厳しい箇所があった。

今日は軽装の為、昨日裏山に登って確認した林道からのルートを登る事にする。

林道からのルートは傾斜が緩く、スノーシュー向きだが、取付までの間で雪崩のリスクがある。しかも早朝ならいざ知らず、この時間帯は 更にそのリスクが高まる為、状態が悪ければ戻ろうと思っていた。


ロッジを過ぎ、右の杉林に入り高石沢を渡る。林道はジグザグに付けられているがショートカットして堰堤の手前に来ると、右の急斜面からの底雪崩で、50m幅のデブリが出来ていた。

2、3日前に暖かい日があった為、一気に落ちたのだろうが、上部にブロックがまだ残っており、恐る恐るしかも早足で抜けた。

この危険地帯を抜ければ、目の前に高石沢の上流部が大きな広がりを持って迎えてくれる。

杉林の尾根に取付くには、林道脇の高石沢を渡らなければならないが、この辺の沢幅は狭く、深い雪に埋まっていた為、楽に渡る事が出来た。

ここまで1時間。
スノーシューは足首程度までしか埋まらず快適。

杉林を抜け、右に折れると開放感のある尾根となる。

あちらこちらにカモシカの騒いだ足跡が残っており、この尾根上にもちゃんとルートを選んで登った跡が残されていた。
越後の厳しい冬に冬眠もせず生きているのだから、「カモシカさん、あんた達はすごい!」

尾根は狭く、緩急を繰り返しながら上に延びている。

左側は崖になっている為、スキーでは、登りはいいが下りは歩きよりつらいかも知れない。それでも林道は滑って帰れるのでトータルとしては早いだろう。

山頂 手前には、緩やかな斜面にブナ林が広がっており、ロッジからの直登ルートがここで合流する。

同じような景色が広がり、ナタ目やペナントなどは一切無いので、
下山時視界が悪い時は気を付けなければならない。

ブナの樹林帯を抜けると、大きなボールの上のような山頂に出る。取付きから2時間。

無雪期は薮に邪魔されて視界が悪いが、この時季は360度のパノラマである。とりわけ越後三山の展望が素晴しい。

左が駒ヶ岳、奥が中ノ岳。そして右が八海山。八海山は裏側から見ていることになる。

楽々昼寝でもしたかったが、時は既に15時。冷たい風も吹いてきたので30分の滞在で下山に向う。

下山は登ってきたルートとは違うロッジへのルートを下ってみようと、山頂下のブナ林を左に曲がり、稜線に出て見てびっくり。

山頂から見た時は、たいしたことはないように見えたが、目の前に立ちはだかる小ピークは、長靴スノーシューにストックじゃあちょっと。
せめてピッケルでもあれば・・・。
仕方なく引き返し、登ってきたルートを下る事にした。

16時を過ぎると結構冷えてきて、例のデブリの所は安心して通過する事が出来た。

下りは山頂から家まで2時間ちょいだった。