2012/6/2 一ノ倉沢 南稜

  みちぐさ山の会 会山行
  メンバー O(記)・I君・OSさん

  出 合      7:10
  南稜テラス  8:15
  登攀開始   8:30
  終了点    11:45
  下降開始  12:30
  南稜テラス 14:10
  出 合     15:00

今回は、昨秋デビューしたI君に、今年1月入会のOSさんを加え3人での登攀で、OSさんは今日が一ノ倉デビューとなる。はたして5月の訓練の成果はいかに。
南稜テラス

天候に恵まれた朝、出合に立つと岩壁が朝日に輝いて、いつもながら威風堂々の雰囲気が漂う。

しかーし、この時季この出合の雪渓の多さにはびっくりである。人の背丈ほどの高さがあり、右端の低い所から取り付けるのみであった。こんなに多かったのは記憶にない。
もっとも、お蔭で雪渓を渡る初夏の風に吹かれながら、楽々とテールリッジに取付くことができた。ただ、そのあとは灼熱地獄である。

6月の太陽はすでに高く、東向きのテールリッジの岩は火照っており、そこに照り返しも加わり、一汗も二汗もかいて1時間ほどで南稜テラスに到着。

1ピッチ目を登る先行者

日曜であったが先行パーティーは1パーティーのみ。OSさんのデビューには好都合だ。

先行パーティーが1ピッチ登ったところで登攀開始。いつものようにまず私がトップで登る。還暦過ぎてあちこちガタがきてもやはり登攀は楽しい。

1ピッチ目のチムニーは初心者にとっては苦労するところで、やはりロープがなかなか上がってこない。

体をチムニーの中にねじ込んで、ザックを岩に押し付けながら登るとうまく登れる。

最後の垂壁下のテラス

2ピッチ目は、細かいホールドのフェースで高度感を感じるところ。そこからは緩傾斜のブッシュ帯をノー確保で登り、3ピッチ目は15mフェースのすぐ上でピッチを切る。その先ルートは「くの字」に曲がるので、ロープにブレーキがかかってしまうからだ。以前、先まで延ばして苦労したことがあった。

4ピッチ目は馬の背リッジと呼ばれる細い岩稜を通過するのだが、右下は烏帽子スラブまでスッパリと切れ落ちており緊張感が増すところ。馬の背に乗ってセカンドを確保。

最後は20mの垂壁となり、初心者にはさらに難関だ。ここの最後の乗っ越しはちょっとしたコツがあり、そのコツを掴むと楽に乗っ越せるのであるが、最初はやっぱり苦労する。
六ルンゼを下降中

さて、下りは登りより危険な懸垂下降。登りはロープでメンバーからフォローしてもらえるので、ある程度安心感があるが、懸垂下降は基本、自分自身で安全を確保しなければならない。ちょっとしたミスが命取りになる事がある。

慎重に確認しながら4ピッチで無事南稜テラスに戻る。

2人とも当然ロープワークはまだまだだが、今日の経験は、今後の沢登り等にきっと役立つことだろう。

早くトップで引き上げてくれるレベルに到達することを願いつつ、今日の汗を流しに、車は諏訪峡温泉に向かった。